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エリシオンアンサーバック取付

平成16年式ホンダエリシオンにキーレス用アンサーバックの持ち込み、取付にて入庫です。

 

取付のキット一式。

 

製品はCEP社製、ドアロック、アンロック時にアンサーバックする仕様。

エリシオンは純正キーレスでは、アンサーバックが鳴らないため、

機能を追加したいとのことでご依頼頂きました。

 

取付作業中の様子。

 

車両側配線に用品の電源線の他、信号取り出し配線を接続していきます。

配線に接続する際、ハンダにて結線していきます。

 

電装品のトラブルに多いのが、接触不良。

当然、電圧がかからなければ用品は作動せず、信号線の接触不良であれば正常に作動しないばかりか、

誤動作がおきるケースもあります。

 

よくエレクトロタップで配線するのを見ますが、使い方を間違えると、

よく接触不良をおこすので、当店では使用しません。

少なくとも、ハンダでの直付けであれば、万が一のトラブルの際、接触不良の可能性はありません。

 

トラブルシュートで自信をもって作業を進めることができます。

なにより電気は見えないものですから、不具合の可能性を減らしていく努力が必要と考えます。

 

エンジンルーム内にアンサーバックホーン本体を設置のため、室内側より配線を引き出していきます。

 

ここで気をつけることは、配線には必ずコルゲートチューブ等の養生をすることと、配線固定は、エンジンの振動具合を考えて固定していきます。

 

アンサーバックホーン本体の固定の様子。

 

エンジンルーム内はかなり狭く、設置場所はメーカーも推奨している場所へ設置。

(エンジン本体上部、マスターシリンダー側)

 

配線の結線完了の様子。

 

あわせてこのタイミングで作動試験を行います。

 

動作確認にて異常なしを確認後、アンサーバックリレー本体を収納する場所を探し、

決まれば配線をまとめていきます。

 

ここでは、アクセルペダル右側上方、リレーBOX近辺の裏側へ固定。

アクセルペダルに干渉しないよう配線をまとめていきます。

 

復元の前に、取り外した部品の清掃を行います。

 

めったに取り外すことのない部品のためほこりがひどく、せっかく取り外した部品なのだからと、

可能な限り清掃をおこないます。

 

復元完了後の様子。

 

アクセルペダル右側の内装カバー裏まわりで作業を実施。

 

作業範囲は運転席下側周りのため、あわせて清掃を実施、作業完了です。

 

画像で見る限り、ただ内装が写っているだけですが、見えないところにこそ、しっかりと作業をしなければならないものです。 

 

電装用品は機能部品が多く、リレー本体等は、見える必要のない部品。

そのためか、見えるところを優先されることが多いのですが、

それだからこそ、見えない部分に気をまわすのが電装用品の取り付けの基本であり、原則と考えます。