平成27年式 スズキアルト(HA36S)にクルーズコントローラーの取付にて入庫です。
クルーズコントローラーとは、一定の走行時速の下、
アクセルを踏まなくても、自動で走行し続ける機能のもので、
アフターパーツとして、取付が可能な製品です。
現行モデルのアルトは、いかにもスズキらしい風貌で、
なにやら一昔のアルトを思わせるデザインをしていますね。
最近のスズキを見ていますと、ジムニーもそうですが、
ノスタルジァに向かっているように感じられます。
原点回帰といったところでしょうか、いいものはそのままで、
よかったものは、あらたによみがえらせる、
そんな流れになってきているのでしょうか。
お客様にてご用意頂いた製品は、pivot社製 オートクルーズ 3-drive です。
この製品は、オートクルーズ機能の他、
アクセルレスポンスを電子的にコントロールすることができるようです。
付属品として、同社製品の車種別専用ハーネスが2つ、必要になります。
それぞれ、アクセル接続用と、ブレーキ接続用になっています。
さっそく取付の開始です。
この手の製品は、装着自体はそれほど難しいものではありませんが、
ある程度のことを予備知識としてもっていなければ、少し大変な製品であるかと思います。
基本、カプラーオンではありますが、そのほかに車速信号を取り出す等、
マニュアルな作業も必要です。
また、製品によって細かい仕様があるので、取り扱い書をよく把握することも、大事な作業になります。
電子制御式アクセルコントロールのため、アクセルへのハーネスを割り込ませての作業です。
こちらは、ブレーキへの割り込みの様子。
ここらへんでの作業は、カプラーオンになって行きますが、
足元での配線作業のため、安全上、配線はしっかりと固定していかなければいけません。
もうひとつ、車速信号を拾い出すため、オーディオ裏側のナビ用の車速信号を取り出すことにします。
一通りの配線作業の後、本体の固定の様子。
センターパネル中央部分に、ちょうどいいスペースがあるので、ここに設置します。
ただ、オートクルーズ機能を作動させる場合、このコントローラーのスイッチを使うので、
ややつかいずらいことも考えられますので、オプションのレバースイッチ設置用クルーズスイッチ
を一緒に装着したほうがいいのかもしれませんね。
取付作業を終えたあとは、設定作業に入ります。
実走行させながらの作動点検の他、アクセルレスポンスの設定は、
各ポジションごとに、設定してみてから、実走し、また設定しなおすという繰り返しで、
結構シビアな作業になります。
結果、オートクルーズ機能の性能もよく、アクセルレスポンスの設定も
ノーマルモード、スポーツモード、エコノミーモードと3つの中から選択でき、
スポーツモードの中間レベルでの設定で、十分なレスポンスを体感することができました。
また、注意点としては、オートクルーズの速度設定の誤差がやや5km/h~10km/hほど
あるとういことで、これはメーカーでも公表している数値ですから、
そこの部分を考慮して、設定すれば、いいのかなというところです。
無事、取付作業も終わり、納車準備にて、部長にお伺いし、すべての作業が完了です。
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