社外のリフレクター用接続ハーネスの単体修理を承りました。
お客様が自身で取付をしていた際に、カプラーを引っ張ってしまい、
配線がカプラーから抜けてしまったというものです。
純正のテールランプハーネスに割り込ませるようになっているもので、
カプラー間の配線がギボシごと、カプラーの中に残ってしまい、ぬけてしまったようです。
この場合、修正は可能ですが、どの位置に配線が接続しているのかを見極めることがポイントになります。
みたところ、左側カプラーから配線が3本、内、ギボシが残ってしまったものが2本、
残り1本はギボシのまま抜けてしまっています。
右側カプラーでは、配線が1本、ギボシが残ったままでの状態です。
通常、それぞれのカプラーでは、対になって配線がつながっていることが多く、
そのように差し込んでいけばいき、車両側でのアース線を確認しておきます。
もちろん、すべてのハーネスやカプラーが対に配線されているわけではないので、
経験と想像を駆使し、必要に応じて、現車側での配線を解読することもありますが、
今回のケースでは、対に配線を戻すことが可能でした。
配線を戻す位置が分かれば、後はギボシの取り出しと接続の修理を実施します。
同時に、既存のエレクトロタップを取り外し、ハンダにて直付けします。
このような作業の場合、活躍するのが老眼鏡です。
もう、これがないと配線作業がうまくいかなくなってしまいました。
日中の明るい状態ならば、問題ないのですが、夕方頃、あたりが薄暗い状態なら、
もうこれなしではいられませんので、夕方頃になると、首にぶら下げて歩き回るのです。
ギボシも新しいものに交換したほうがいいのですが、
今回は取寄せの時間もなく、再使用が可能なものだったため、
あたり面を磨いて、配線を接続することにします。
ギボシを圧着し、その上からハンダを流し込み、補強をします。
他の配線、ギボシも同じ工程で作業していきます。
圧着後のハンダの様子。
薄く、流し込むようにしていきます。
既存の配線の伸縮チューブが破れているので、これも新しいものに交換します。
交換後の伸縮チューブ、そのあとは配線をまとめていきます。
無事、作業の完了です。
うまくきれいにまとめることが出来ましたね。
この後は、車両側の配線の修正と接続までして、作業の完了です。
配線の修理ポイントは、可能な限り、シンプルにまとめ上げることが重要になります。
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鈴木和也 (火曜日, 17 9月 2019 08:38)
クリアキン製のsuper lizar lightに使用しているのですが、カプラーから、配線が抜けてしまいました。修理可能でしょうか?
詳細教えてください。
よろしくお願い致します。
e-arts (火曜日, 17 9月 2019 09:19)
このたびは、コメントいただきましてありがとうございます。
カプラーから抜けてしまっているだけなら、修理j可能かとおもわれますが、
現物の確認をしてみないと、詳細はお伝えしかねてしまいます。
一度、お電話にて、お問い合わせ頂き、もう少し詳しい状況をお伝えいただければとおもいます。
どうぞよろしくお願いいたします。