2004年式 ランドローバーフリーランダー(LN25)のハンドル交換にて入庫です。
基本、同じ純正ハンドルですが、現在装着されているハンドルは樹脂製で作られており、
交換するハンドルは皮製のものでした。
交換用ハンドルを用意してくれたのは、お客様で、
探すのに、かなり苦労したらしく、ようやく見つかったとのことで
交換作業の運びとなったものです。
そしてハンドルを交換するにあたって、
配線等の加工を要するとのことで、当店にて作業を承ることになったのです。
この自動車は、輸入車でありながら、大きさも手頃で、
質感も高く、おしゃれな自動車に感じます。
ご用意頂いたハンドルの様子。
これを交換するという算段です。
それでは、さっそく交換の開始です。
まずは、もともとのハンドルを取り外す作業から始めますが、
その前に、エアバックが関連しているので、
バッテリーのマイナス端子をはずすのを忘れてはいけません。
ハンドルを取り外した様子。
同じ純正タイプなので、ハンドルボスも要りません。
ハンドル中央部分はエアバックが内蔵されたもので、
そのまま使用が可能でした。
左側が取り外した樹脂製のハンドル、
右側がこれから装着する、皮製のハンドルです。
こちらは、ステアリングリモコンが一緒に装着されたものですが、
これはそのままつけておいて、配線はしないことになりました。
もともとのハンドルの配線の様子。
左右のホーンスイッチから、オレンジと緑色の配線で、カプラーにつながっています。
交換するハンドルの配線の様子。
ステアリングリモコンの配線はそのままにしておき、
ホーンの配線をつなぎ替えていきます。
具体的には、配線を切り落とし、カプラーの形状も同じだったので、
もとのハンドルのカプラーに配線をつなぎ替えていきます。
配線の接続の様子。
ハンダにて結線、伸縮チューブで養生します。
ハンドルが多少、汚れていたので、
車両に取付ける前に、美装を行ないます。
車両に装着の様子。
エアバックはそのまま使用できたので、入替えだけですみました。
一旦、仮付けにて仮固定し、車両を走らせて見ます。
ハンドルのセンターを合わせる作業なのですが、
これが結構、手間のかかる作業なのです。
なんども走行しながら、またハンドルをはずして、センター合わせていきます。
無事センターも合わせることが出来ましたので、作業の完了です。
やはりハンドルの質感がまったく違っていることに気づきます。
これは交換する値はありますね。
もとのハンドルは万一に備えて、一休みです。
きれいに梱包し、お客様にお渡しします。
いつものように洗車、美装の納車作業にて、
すべての作業が完了です。
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