現行モデルの日産キャラバン(VW6E26)にインバーターの取付にて入庫です。
先日作業を行った、エクストレイルとの同時作業で、仕様も同じものですが、
車種が違えば、配線の取り回しや、部品の取り外しが違うものです。
キャラバンといえば、もうおなじみの車名ですが、
最近、NV350という車名に変更になったんだとか。
それでも、ついついキャラバンといってしまいます。
取付部材は、先のエクストレイルと同じものです。
この手の取付には必須の名わき役、配線が各種とコルゲートチューブは、かかせません。
細かいところでいえば、各種サイズのギボシ端子や、圧着端子、カプラーや伸縮チューブ等があります。
すでに装着済みの、純正インバーター差込口の写真です。
ここを流用し、別スイッチを取付していきますが、
なかなか作業のかってのわるいところです。
なんとかこのままの状態で作業を行いたいのですが…
いろいろと部品を取り外していくうちに、センターパネルがころんと取外れてきました。
実際は、なかなか苦労しながらではありますが、そうとなれば話は早くなります。
センターパネルの取り外した後の様子。
これだけのスペースがあると、気持ちよく配線の取り回しができますね。
最初はこんなに取り外すつもりはなかったのですが…
バッテリー周辺の電源取り出し作業の様子。
ヒューズホルダー、リレー等の設置を行い、配線をあわせて新設していきます。
配線は、純正ハーネスの収納カバーがあったので、その中に一緒に束ねることにします。
そのまま、助手席ステップまわりまで、ケースに入れていき、途中で分岐し、
グローブボックス上部まで、配線を新設していきます。
ここら辺の作業は、前回のエクストレイルとはまた違った、大変さがありますね。
全体の、配線取り回しの様子。
可能な限り、純正にひけをとらないように配線を新設していきます。
IG電源の取得先は、BCM(ボディコントロールモジュール)より取り出します。
車両側の配線のメドがついたので、ここらでインバーターの加工作業に入ります。
やりかたは、先のエクストレイルと同じになります。
センターパネルにインバーターのメインスイッチの取り付けの様子。
なかなかうまくスイッチを取付けることができましたね。
やはり、センターパネルを取り外して正解です。
作業も終盤に近づいてきましたよ。
グローブボックスとセンターの間あたりに、インバーターを設置、
設置位置が決まりましたら、各配線をとりまわしていきます。
バッテリー周辺の様子。
きれいにまとめることが出来ました。
センターコンソールをもとに戻した様子。
メインスイッチは、差込口の上部とします。
エンジン始動にて、メインスイッチをONにすることで、
インジケーターランプが点灯し、インバーターが起動していることを知らせています。
これなら、一目で作動状況が確認できますね。
作動試験にて、充電池を3個セットし、充電してみます。
無事、3個とも充電を開始しました。
様子を見ながら、他の部品を組み付けをしていきます。
組み付け作業完了後、最終試験として、
充電池が満充電になるまで、インバーターを起動させておきます。
無事、確認がとれましたので、すべての作業が完了です。
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