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キャラバン サブバッテリー新設

平成30年式 日産キャラバン/NV350(VW6E26)にサブバッテリーの取付にて入庫です。

 

この自動車は以前、作業灯やステップ周りの照明を施した自動車ですが、

今回は、サブバッテリーにあわせてインバーター、R用TVチューナー、モニターの取付も承ったものです。

 

 

この自動車も、キャンピングカーというわけではないのですが、

純正の取り外し式の簡易ベットが装着されています。

したがって、車中泊等のキャンプでの使用の他、

通常での使用もあるため、前回に作業した、サブバッテリーモジュールがよさそうです。

 

 

前回同様、ベースとなる板にそれぞれの設置場所を割り当てていきます。

 

 

ここら辺は、前回と同じパターンで設置していきます。

 

 

そして、サブバッテリーへ接続する配線のカシメ部分には、ハンダを流し込み、

接触抵抗を減らしていきます。

 

 

配線の両端に同じように施し、完成です。

 

 

サブバッテリーモジュールの作成の様子。

通常業務の他、このような作業は夜なべにてチマチマと作業していきます。

 

 

どうにか、形になりました。

あとは、車両側へ設置し、配線の作業に入っていきます。

 

 

車両側の作業の様子。

まずは、ACC電源を取り出します。

これは、アイソレーターの作動電源となるものです。

 

 

その配線は車両後方へとひいていきますが、

その際は、もともとのメインハーネスに一緒にはわせていき、

極力、純正ハーネスにしたてて、配線を新設していきます。

 

 

メインバッテリーは、シート下のエンジンルームに設置されています。

バッテリー裏側に、穴あけ加工を施し、グロメット装着にて、後方へ取り出していきます。

 

 

サブバッテリーモジュールをおいて、配線を接続していきます。

 

 

外はもう暗くなっています。

さすがに、夏至を過ぎると、少しずつ日が暮れるのがはやくなるのを実感しますが、

この自動車は、当店にて明るい作業灯を設置されているので、

こんなに室内があかるくできます。

本当に、室内は昼間のようです。

 

これなら、作業がはかどり、いつまで作業ができますが、

さすがに最近は残業続きで、もうつかれたので、今日はこれくらいにしておきましょうか。

 

 

Rモニターの取付の様子。

この製品はDVD内蔵で、サブバッテリーより電源を取得します。

あわせてTVチューナーも設置しますが、

これは、メインバッテリーが止まっているとき、すなわちキー連動にて作動する、

F側のTVと別系統にしなければならないのです。

 

キーOFF時、サブバッテリーからRモニターをみるため、F側とすべてを独立させる必要があるためです。

 

 

TVチューナーの取付の様子。

左側後方クォーター部内に設置、アンテナをウインドウにはわせていきます。

 

やはり、もう日が暮れてしまいましたが、室内は昼間のように明るいので、なんのそのです。

 

 

TVチューナーの取付の様子。

配線をまとめていきます。

 

 

いよいよ終わりが見えてきました。

一通り取り出した配線を、アイソレーターやインバーター、それにサブバッテリーへ接続していきます。

 

 

RモニターとTVチューナーの電源が取得できましたので、作動試験を実施。

無事、TVが表示されていることが確認できました。

 

 

サブバッテリーモジュールは、配線を長めにとっているので、

車両後方まで、移動が可能です。

 

 

車両側に配線を結線した様子。

コンパクトにまとまっていますね。

 

 

そして、今回はサブバッテリーモジュールに木製のケースをかぶせることにしました。

左右には、通気口を設けています。

 

 

前回と同じように、サブバッテリーの電圧計とC-TEKの専用接続カプラを設置しなければならないのですが、今回はサブバッテリーモジュールは木枠のケースをかぶせてしまい、簡易ベットの下側に設置することになりましたが、そうなると、電圧を確認したり、C-TEKを接続するのに、そのつど簡易ベットを取りはずさなくてはならず、不都合が生じてしまいます。

 

お客様と相談のところ、お客様にて電圧計やカプラー設置位置を穴あけ加工された木の板を支給され、

配線だけ接続してほしいとの要望を頂きました。

 

なるほど、これはリモートコントロールになるわけですね、そのベースが木製であるということも、

面白いなと感じました。

 

 

画像のように、すでに穴あけが施され、配線を通す溝まで掘ってあります。

それぞれにあわせて機器を設置、配線をしていくことにします。

 

 

電圧計は、前回と同じ仕様で、タイマーにて

プッシュスイッチを押すと、電圧表示、決められた時間を経過すると、

表示は消えるようになっています。

 

 

このリモートコントロールの板に、電圧計やスイッチ、カプラーの埋め込み、

他、シガー接続プラグや切替スイッチを設置します。

 

今回は配線だけの依頼のため、ここまでの作業とし、

後は、お客様で、加工作業をされるそうです。

 

 

このように作業を進めていく際、使用方法を考えていくと、

細かい問題点が出てきます。

 

そのつど、お客様に使いかってやその使用方法を確認し、

作業をい進めていくのですが、その際、お客様から、新しいアイディアを頂くことはよくあります。

 

今回は、各種スイッチや計器類をまとめた、木製のリモートコントロールで、

サブバッテリーモジュールから遠隔にて操作できるようにするという発想はさすがになかったのですが、

これは、なかなか面白いなと思います。

 

これをもっと追求していき、製品レベルまで仕上げることができれば、

また違った、新しい製品が出来上がるのかなという気がします。