平成22年式ホンダステップワゴン(RK6)に、Rモニター(フリップダウンモニター)の取付にて入庫です。
取付するのは、もともと純正ライン装着されているモニターから 、
ディーラーオプション用の純正モニターへの変更取付となったもので、
電源系統等の配線作業は、オーソドックスな内容ですが、
モニター本体の固定作業がメインとなったものです。
フリップダウンモニターの取付は、時間と慎重さが求められる作業なのですが、
今回の内容は、もともと装着されているので、
改めて、天井の切り込み等の作業がない分、楽だと思っていたのですが、
逆に、もともと決められたところから、別なものを装着するという内容のため、
自由度が限られ、別な観点から苦労した作業となりました。
取付する、純正ディーラーオプションのRモニターで、VXH-082C。
お客様にご用意いただいたものを取付です。
あわせて、こちらも持込にて、アンサーバックのホーンも取付を承りました。
現在のRモニターの装着の様子。
モニターの側は先に取り外しての撮影です。
それでは、取付の開始です。
まずは、ナビ本体を取り外し、各種電源の取り出しを行ないます。
同じディーラーオプションの純正品で、モニターの差込も互換性があるので、
こちらは差込するだけ、電源系統も周辺からの取り出しですみます。
モニターの配線を仮に組み付けて、作動試験を行ないます。
無事、映像が表示されていることが確認できましたので、
安心して取付ができます。
モニターの取り外しの後、配線を通していきます。
長さが限られていたので、少し工夫が必要な作業となりましたが、
無事、配線の引き込みも完了、
次の工程へ進みます。
付属のステーを、天井側へあてがってみるも、うまく固定がされません。
もともと、取付位置等が違うため、このままでは取付ができません。
さて、どのようにしたらいいのだろうか…
思案のところ、もともとの製品のステーを流用できないか考えます。
取り外したモニター、すべてバラバラにしなければベースとなるステーが使用できません。
このブラケットステーをベースにして、天井面にあてがい、
さらに、付属のステーをこのブラケットにあてがえば、なんとかなりそうです。
写真のように、位置を決めて、固定面を決めていくわけですが、
この作業が本日のハイライトとなり、
実に半日かかってしまいました。
車両の設置面を決めながら、モニターの設置面を決め、
かつ装着時の角度や天井との隙間を調整するために、
何度も何度も何度も、つけたりはずしたりの繰り返し、
都合、10回くらいやったのではないでしょうかね、
なかなかめまいのする作業ではあります。
そうはいっても、どこかで踏ん切りをつけ、
設置面を決めなければ、いつまでたっても取付が終わりません。
ある程度の脱着を繰り返したあとに、メドをつけて、
本体を設置します。
ピッタンコ!に設置ができました。
同時作業にて、アンサーバックの取付です。
電源の取り出しの他、キーレスと連動させるために、
ドアロックとアンロックの信号線も取り出ししていきます。
作動試験の様子。
無事、きれいに設置もでき、映像も表示されています。
はたから見ると、ただ天井に張り付いているように見えるのですが、
実際の取付には、このような涙ぐましい作業があってのことです。
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