平成18年式 ホンダCR-V(RE4)に、キーレス連動ドアミラー格納キットの取付にて入庫です。
キーレス連動ドアミラー格納キットとは、純正キーレスのロック、アンロックに連動して、
ドアミラーが一緒に連動し、格納されるというものです。
最近の自動車では、純正で装着されていることが多いのですが、
設定されていない自動車には、有効なアフターパーツといえます。
取付する自動車はホンダCRーV、黒いボディにピカピカの自動車です。
今回のオーダーは、キーレスにて、ドアミラーを連動して格納する機能を付加するものです。
ところで、北海道のような雪国の場合、
格納ミラーを作動させたくない場合があります。
それは、雪が自動車とともに、ドアミラーにも積もってしまい、
凍結していることが、多々あります。
キーレスで施錠した場合、勝手に格納を始める(開く)と、
格納ミラーのモーターに負荷がかかってしまうので、
冬季間は連動して格納しないようにするのが、一般的な利用方法かとおもいますが、
もちろん、設定の変更で、そのようにできる製品です。
同じくして、北国での必須アイテムである、エンジンスターターとの兼ね合いにおいて、
エンジンスターターで始動すると、その時点で連動して、格納ミラーが開いてしまう場合もありますが、
こちらも、設定項目の変更にて、作動させないようにすることができます。
北国の場合、なにかと考えることが多いものです。
今回取付する、キーレス連動格納ミラーキットはお客様にてお持込頂いたものを取付します。
予め、お客様にお問い合わせ頂き、現車確認させていただいた後に、
製品を決めさせていただいたもので、おなじみ、コムエンタープライズ社製品です。
アフターパーツは、さまざまなメーカーが製品化していますが、
先にご案内した、状況に応じた設定変更ができるものを選ぶのが、ポイントです。
自動車を入庫頂いた際に、
なんと、先に差し入れを頂いてしまいました。
これは、しっかりと作業をしなければと、心に誓う瞬間でもあります。
それでは、さっそく、取付の開始です。
今回の作業を行う部分は、、運転席足元周辺での作業となります。
おもむろに、アンダーカバーやサイドパネル等を取り外していきます。
ドアミラーに関連する配線を加工するため、
ミラースイッチも取り外していきます。
ちなみに、このドアミラースイッチの設置場所が、
ドアパネル内に装着されている車両もありますが、
その場合は、ドアパネルの取り外し、配線の室内引き込み等作業が
追加され、時間も作業点数も増えることになります。
ここでは、ドアロック、アンロックの信号線の取り出しを行ないます。
配線の接続には、接触不良防止のため、ハンダ処理していきます。
ミラーの格納に関わる配線を接続、加工していきます。
他、各種電源を取得後、一通りの配線の作業が完了したところで、
リレー本体にカプラーを接続して、作動点検を実施します。
結果、無事、作動確認ができました。
心が穏やかになる瞬間です。
ところで、作動確認は、以外と時間がかかるものです。
ノーマル(初期設定)状態からの点検、設定項目をひとつづつ変更していき、
同じように作動試験を行なうからです。
また、エンジンスターターが装着されていれば、その作動点検と、
取付した製品と関連性も考慮しながら、何度も何度も、作動試験を実施します。
すべての点検項目が確認できれば、取付の作業は完了となります。
後は、安心して、取付製品を納め、配線もまとめて行きます。
画像は、パネル装着前、配線はみな、きれいにまとめた後の様子です。
このように、機能部品を取付する場合は、
見た目(外観上)からは、なにもかわらないもので、
その分、見えないところを中心に、時間をかけた作業が求められるのです。
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